こんにちは。ACTの猪狩(いがり)です。
普段は内装工事のデザインプランを担当しています。
今日は「インテリアデザインの視点から見た民泊の空間づくり」についてブログに書いてみますね。
私のいる墨田区でもインバウンド需要の高まりを受けて、民泊リフォームのご相談が増えています。
特に「訪日観光客にどうやって喜ばれる部屋にするか?」というご質問が多いです。
私は、工事だけでなく、"泊まる人の気持ち"を考えた空間演出こそが、選ばれる民泊のカギになると思っています。
こんにちは。ACTの猪狩(いがり)です。
普段は内装工事のデザインプランを担当しています。
今日は「インテリアデザインの視点から見た民泊の空間づくり」についてブログに書いてみますね。
私のいる墨田区でもインバウンド需要の高まりを受けて、民泊リフォームのご相談が増えています。
特に「訪日観光客にどうやって喜ばれる部屋にするか?」というご質問が多いです。
私は、工事だけでなく、"泊まる人の気持ち"を考えた空間演出こそが、選ばれる民泊のカギになると思っています。
インバウンド向けの民泊では、「日本らしさがありつつも、快適で清潔感のある空間」が求められます。
例えば…
畳や障子を使った“和”テイストのアクセント
木目を生かした家具や壁面
ベッドはベーシックでも、間接照明で落ち着きを演出
アートや装飾は“日本的”なものを一ヶ所だけ強調
ですが、外国人観光客にウケそうだからと、
・畳風のビニールシート
・竹や障子を全面に押し出したデザイン
・浮世絵や和傘、提灯などの装飾を多用
…といった、いわゆる**“わかりやすい和風”の内装にしてしまうと、実は日本人のお客様が「泊まりにくい」と感じてしまい、結果、平日など外国人客が少ない時期に稼働率が下がってしまうリスクがあります。
そこで、民泊では、外国人にも好まれながら、日本人にも“暮らすように泊まれる”空間づくりを提案しています。
たとえば:
・和紙風クロス+無垢調の家具で「和テイスト」を柔らかく表現
・色は白・ベージュ・木目を基調にし、飽きのこないナチュラル感を重視
・アートや装飾は“ワンポイントだけ”和風モチーフを使う(例:花札アートや組子模様の照明)
✅ ① 清掃性と素材選び
→ 短期滞在が多い民泊では「掃除のしやすさ」が命です。壁紙は汚れに強いものを、床材は耐久・防水性を意識して。
✅ ② 収納・荷物置き場の導線
→ 観光客はスーツケースが大きいです。広げられるスペースの確保と、靴を脱ぐ場所の明確化が必要。
✅ ③ 法規対応(用途変更、消防など)
→ 民泊は工事だけでなく、建築用途・消防・旅館業法などの法対応も重要。ACTではこれも代行・調整可能です。
✅ ④ 外国語対応のサインや備品
→ 英語・中国語・韓国語の注意書きや操作説明を事前に準備すると、クレーム・トラブルを減らせます。
民泊の内装は、家具の入れ替えや壁の塗り替えなど、DIYで対応できる範囲も多くあります。
でも、トレンド感のあるデザインや、**訪日観光客の“好印象を生む空間”**をつくるには、やはりプロの視点が活きてきます。
プロが関わった民泊は、写真映え・世界観・動線設計が一貫しており、結果的に宿泊単価が上がる傾向にあります。
それは、レビュー数やリピート率にもつながります。
民泊運営では、定期的なメンテナンスが必ず発生します。
そこでACTでは、「すべてをプロ任せ」ではなく、オーナー様ご自身で手を入れられる箇所と、施工業者に任せるべき箇所を分けてご提案しています。
さらに私たちは、
クロスの一部補修のコツや、床の浮き補修の方法など、簡単なメンテナンスの技術や補修方法もお教えしています。(職人さんが作ったPDFマニュアル)
🛠「壊れたら呼んでください」ではなく、
「自分でもメンテできるようにしておきましょう」がACTのスタンスです。
💬 まとめ:
民泊の空間づくりは、「最初のデザイン」と「運用中の手入れ」で決まります。
ACTでは、デザイン設計から施工、DIYアドバイスまでを一貫対応しています。
一緒に、使う人・泊まる人にとって心地よい空間をつくっていきましょう。